約500種類の香水を試した僕が考える春におすすめのメンズ香水ベスト5

少し前置きが長いですが、まず香水を使うにあたって絶対に押さえておかなければならない事項があります。みなさんが香水の使用を思いとどまる最大の理由であろう香害を引き起こす事への恐れを無くすためです。この事項さえ守れば香害は起こらないと思って大丈夫ですので、ぜひ参考して下さい。

「分かってる」という方はランキングまで一気にスクロールをお願いします。

つけ過ぎない

これはどのサイトでも書かれている事ですが、具体的に書いていこうと思います。

まずボトルからは1プッシュまでにして、ウエストより下につけてください。春から夏の暑い時期になるとボトルによっては1プッシュでも多い事があるので、噴射量が抑えられるアトマイザーを利用して調整しましょう。

日本にも高品質なアトマイザーを販売している専売メーカーがあります。持ち運び易くする目的以外にも、ボトルからの噴射量に比べ、どれも一回の噴射量が少なく抑えられるので是非利用して下さい。

前置きがあまりにも長くなり過ぎるので別記事にまとめました。ぜひお読みください。

mensfragrance.hatenablog.com

季節を意識する

例えば甘さが強かったり重い香りを夏に使うのは避けてください。有名な香水で言うと、ブルガリのブラックやジバンシィのパイなどオリエンタル系の香水を夏に使うと少量でも暑苦しさが出ます。香水も服の衣替えと同じように、季節によって使い分けることをおすすめします。

付けるタイミングを意識する。

香水の主成分はアルコールですので揮発性が高いです。そのため付けたすぐは香りが拡散し易いので、出掛ける15分〜20分前を目安に早めに付けて下さい。

身体、服を清潔に保つ。

これは一番大事な事項ですので必ず守って下さい。香水は元々西洋で悪臭を誤魔化すために用いられたと言われていますが、現代ではあり得ません。そんな目的で使っている方はほとんどいません。香水を付ける際は特に朝からシャワーを浴びて、服は洗濯したてのモノを着て下さい。ごく当たり前の事のようですが、香水使用者はこれが出来てない方が多く居るように感じます。香水に匂いを打ち消す効果はありません。ファブリーズ感覚で使うと必ず失敗しますので、香水を使う時は清潔にしておく事を心掛けて下さい。

前置きが長くなりましたが、ランキングにいきたいと思います。

今回のランキングを選ぶにあたって重視した点は

  • かぶらないこと
  • 香りがキツくない(春らしい爽やかさ)
  • 女性受けが良いこと

以上の3点です。

ではいきます。

モンブラン インディビジュエル EDT

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写真は75mlボトル

上画像は送料を含めて安く手に入る楽天Amazonのリンクです。

高級筆記具ブランド、モンブランの香水です。マイスターシュティック146のブランドと言えば筆記具好きの方は皆わかると思います。このインディビジュエルのキャップにもモンブランの筆記具の天冠にあるホワイトスターがデザインされています。筆記具ブランドの香水だからといって侮ることなかれ、調香師はヨーロッパで大ヒットした香水で、香水の歴史を語る上では欠かせないダビドフのクールウォーターの調香師ピエール・ブルドンです。

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http://pierrebourdon.com/pierre-bourdon/interview 

 PIERRE BOURDON eau de parfum

 渋いですね。でもこの香水に渋さは無く、ラズベリーから酸味を抜いたようなやさしい甘い香りです。甘いといってもしつこい甘さではないのでビジネスからカジュアルまで幅広い用途で使えます。価格も手頃なので学生や今まで香水を使ったことのない方におすすめします。また価格が約5倍するクリードのオリジナルサンタルにも似た香りです。

エルメス テールドエルメス オートレフレッシュ EDT

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写真は125mlボトル

調香師はエルメスの専属調香師ジャン・クロード・エレナで、日本でも有名なナイルの庭などの庭シリーズを作ったのもこの人で、かなり著名な調香師の一人です。

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The Diary of a Nose: A Year in the Life of a Parfumeur by Jean-Claude Ellena – review | Books | The Guardian

Jean-Claude Ellena: his book 'never sparks into life'. Photograph: AFP/Getty

オリジナルのテールドエルメスもいい香りなのですが、シダー、ヒノキのような香りが強いので、「おじさんみたいな香り」という意見もあります。しかしこのオートレフレッシュはシトラス系のグレープフルーツの香りが強いので、そのような心配がありません。ラストノートでほのかにシダーが香るので、爽やかな中にも高級感のある香りに仕上がっています。年齢層は20代半ば~60代の方でも違和感なく使用できます。イメージの服装はカジュアルよりもフォーマル寄りで、私服でのジャケパンスタイル、スーツに合う香りです。

クリスチャンディオール ディオールオム コロン

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 写真は125mlボトル

調香師は他のディオールオムシリーズも手掛けているフランソワ・デュマシーです。このランキングの中で一番爽やかな香りで甘みの無いシトラス系の香りで、一番の万能選手です。スポーツをする時でもアトマイザーで1プッシュだとクドくなりませんし、カジュアルな格好にも似合います。こういう爽やかなシトラス系の香水は安っぽい香りになりがちなのですが、ディオールオムコロンにはそれがありません。やはりこれはディオールオムシリーズに通ずる良さだと思っています。全て違う系統なのですが、ラストノート辺りに共通するものを感じます。

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 このディオールオムシリーズはとても秀逸だと思っていて、ディオールオムスポーツが2012年、ディオールオムが2011年に調香師を変えて処方変更されましたが、大幅には変わっていません。使う季節は違いますが、どれも僕が好きな香水の一つです。

クリード グリーンアイリッシュツイード EDP

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写真は75mlボトル

クリードは香水好きの人なら知っている人も多いイギリスのブランドで、同ブランドではアバントゥスが有名です。

クリードチャールズ皇太子のロイヤルワラント(英国王室御用達)を授かっていて、チャールズ皇太子が実際に使用しているのは、このグリーンアイリッシュツイードです。

http://www.cafeglobe.com/2015/04/045930creed.html

出典元:cafeglobe

チャールズ皇太子のファッションは有名で様々な雑誌で取り上げられているのでご存知の方も多いと思います。継ぎ接ぎだらけのジョンロブを見たときは感動しました。

すみません。話が逸れましたが、香りもとても素晴らしいです。調香師はクリードの6代目オリビエ・クリードで、よく似た系統の香りの比較対象として先程も挙がったダビドフのクールウォーターと比較されますが、嗅げば明確に違いが分かり圧倒的に高級感があります。クールウォーターには無い独特の苦味があり、正に春の香りです。クセになる香りでフォーマルな印象を受けます。年齢は30代~服装はオートレフレッシュと同様にカジュアルよりもフォーマル寄りで、私服でのジャケパンスタイル、スーツ着用時に映える香りです。

※EDPですが、強烈に香るわけではないので、安心してください。ですが、ひと吹きで大量に噴射されるので、アトマイザーは必須です。

イブサンローラン ロム EDT

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写真は60mlボトル

アン・フリッポ、ピエール・ワグニー、ドミニク・ロピオンの共同作品になります。ロムを1位にしたのは、女性受けが良いから。これに尽きます。よく検索ワードでモテる~というワードがありますが、僕はモテるメンズフレグランスではロムが一番当てはまるのではないかと考えています。ユニセックスな香りなのですが、かなり色気を感じます。クセも無くて嫌いな人が少ないのに、一度嗅ぐともう一度嗅ぎたくなるような中毒性があります。本当に絶妙な調香だと思います。

価格も手頃で画像の60mlサイズで4000円程度で購入できるので、非常にコストパフォーマンスも高いと思います。

しかし、ロムには注意点もあって、今回のランキングの中では一番香り立ちが強いですので、始め香りが強すぎると思われると思いますが、15分後くらいからのミドルノートに入ると優しい香りになってきますので安心してください。それでもアトマイザーから1プッシュが適量の目安ですので、ぜひ用意をお願いします。

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いかがでしたでしょうか。どれも他人に差をつけられる春から夏にかけて活躍出来る香りだと思います。参考になったらとても嬉しいです。

今後もおすすめの香水をあげていきますので、よろしくお願いします。

最後までお読み頂きありがとうございました。

僕が多数派の柔軟剤ではなく少数派の香水をおすすめする3つの理由

 この記事をお読みになる前にぜひ前回のエントリーをお読みください。

mensfragrance.hatenablog.com

 近年の柔軟剤ブームに逆行する意見なのは重々承知していますが、香水の優位性を自分なりに書いていこうと思います。

圧倒的な種類の多さ

柔軟剤の種類は数十種類、多くても百種類前後だと思います。(ドラッグストアなどで手に入るモノだけを考えると更に少なくなります。)香水は有名香水コミュニティサイトFRAGRANTICAに登録されている種類だけで約37000種類もあり、メンズフレグランスのみに絞って、手に入るモノに限定しても莫大な数であることがお分かりになると思います。上手く探せば人と被らない本当の意味での(よく見かけるモテる~とか、etc…)な香りを探し出せると言っていいと思います。現状は芸能人が使用するなどして有名になった十数種類中の香水を使っている人がほとんどだと思います。実際に十種類挙げてみたいと思います。

ブルガリ プールオム EDT

ブルガリ ブラック EDT

カルバンクライン シーケーワン EDT

カルバンクライン エタニティフォーメン EDT

ニコス スカルプチャー オム EDT

アラン・ドロン サムライ EDT

ドルチェ&ガッバーナ ライトブルー EDT

高価格帯では

エルメス ナイルの庭 EDT

シャネル エゴイスト プラチナム EDT

アバクロンビー&フィッチ フィアース EDT

いかがでしたでしょうか。まだ何種類かありますが、かなり人気が集中している作品だと思います。日本の人気香水は日本での香り自体の人気というよりは、「あの芸能人が使っている」などの情報でのネームバリュー的な人気の方が強いのではないかと思っています。前述のとおり香水の種類は莫大にありますので実際には選択肢ももっと多くていいはずです。本ブログでどんどん紹介していきますので参考にして頂ければ幸いです。

歴史の長さ

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 写真右:サンタ・マリア・ノヴェッラ ザクロ(Santa Maria Novella Melograno)

 写真左:モイラー・アンド・ヴィルツ 4711オリジナル(Maurer&Wirtz  4711Original)

 写真左、モイラー・アンド・ヴィルツ4711オリジナルのリリースは1792年で今年でリリースから224年目になります。日本ではオリジナルよりポーチュガルが有名で年配の方を中心に今でも人気があるようですが、実はこちらがオリジナルです。面白いのが、この4711オリジナルですがトムフォードネロリポルトフィーノにかなり似てます(笑)。価格差が約20倍あるので、ネロリポルトフィーノを持ってる方は試しに買ってみて比べてみると面白いと思います。

世界最古の薬局と言われているサンタマリアノヴェッラ社の最古のコロン、王妃の水のリリースは1533年です。(写真右は王妃の水のボトルを持っていないため、同ブランドのザクロのボトルです。)なんと今年でリリースから483年目で現在も販売されています。さっぱりしたシトラス系で、まさにコロンといった感じですが、今でも一番人気があります。日本にも実店舗があるのでご存知の方もいらっしゃると思います。しかし、さっぱり系のコロンとは言っても価格が2万円近くまで値上がりしているので1万円以下で購入出来るAmazonでの購入をおすすめします。

ちなみに僕が持っているザクロのボトルは007ファンならご存知であろう007カジノ・ロワイヤルのボンドガールであるヴェスパー・リンドが使っていた香水です。映画中で一瞬登場しますのでお時間がある時に探してみてはいかがでしょうか?

香水はリリースから100年を超えるものが現在も多く販売されており、有名なブランドで100年前後経過しているのものを挙げると、シャネルNo.595年ゲランルールブルーがリリースから104年経っています。最近リリースされたモダンな香水もこの長い歴史から生まれた技術や調香師の努力の集大成といえます。

 ボトルのデザイン

今回、僕の手持ちから三種類の香水を紹介します。

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右:クリスチャン・ディオール ディオールオムEDT(Christain Dior  Dior Homme EDT)

中:ヴァンクリーフ&アーペル ミッドナイトインパリEDP(VanCleef&Arpels  Midnight in Paris EDP)

左:パコラバンヌ ワンミリオンEDT  (Paco Rabanne  1 Million EDT)

 

 香水には個性的なデザインや洗練されたデザインなど、ありとあらゆるボトルデザインがあってマグネットを使った面白いギミックがあったりして感心することもあります。プレゼントとしても使えますし、ボトルだけ集めている方もいらっしゃるくらいです。これも香水ならではのことだと思います。

細かく挙げると他にもありますが、柔軟剤に対する香水の優位性を挙げてみました。「柔軟剤のさり気ない香りが好き」という方がいらっしゃると思いますが、それは香水にも可能で、選び方付け方次第です。唯一出来ないのは柔軟剤の文字通り衣類を柔らかく仕上げる事くらいだと思います。使用方法に少し工夫が必要ですが、簡単ですので使用方法も踏まえて次回おすすめの香水を紹介します。今まで柔軟剤しか使ったことがなかった方、どちらも使ってない方など参考にして頂けると幸いです。

メンズフレグランスブログをはじめるに当たって

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 男性のみなさん、香水は使っていますか?香水を使っていない方からすると香水に対する批判的意見としては、つけていると「チャラチャラしているように感じる」「香害になる」などといった意見が多いと思います。

それは同じ香りを毎日身に着けていると嗅覚が次第に薄れていって、より強く香らないと身に付けた香りを感じることが出来なくなってきます。すると大量に使用するようになります。問題は感じなくなっているのは、身に付けている自分だけであるということで、周りには量を増やしたら増やす分だけ強く香っています。そこで自分と周りの感覚にズレが生じて周りに迷惑をかけてしまいます。それは柔軟剤も同じで、柔軟剤による香害も社会問題化しつつありニュースでも取り上げられています。しかし、これらのことは理解している人が大半で、少数の間違った使い方をした使用者が全体のイメージを悪くしているというのが現状です。

付ける量、選び方、TPOさえ守れば「さりげない香り」も実現できますし、「香害」にもなりません。しかもそれはとても簡単です。

誤解が多い事もあって、現在日本人男性が香水を使うことは、女性に比べて一般的ではありません。しかし男性が良い香りを纏いたいと思っているのは確かで、近年の柔軟剤ブームで香りに興味や拘りを持った方も多くいらっしゃると思います。

僕はこれまでブルガリのプールオムなどメジャーなモノからゲランのシャリマー、ミツコなどレディースの名香、バイキリアン、クリード、サンタマリアノヴェッラなど、高価格帯の香水までカテゴリーにとらわれず様々な香水を実際に付けてみて試しています。現在、数にすると約450~500種類になります。(増やし続けています。)

そこでこのブログでの、季節やTPOに応じたおすすめの香水の紹介、あまり知られていない香水の知識を通して、多くの方に気軽に香水を使って頂く機会にしていただけたら幸いです。